五十肩の関節鏡 治療

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武田整形外科 武田 浩志

五十肩の病態

五十肩 左図は右肩関節を前方から見たところです。青色で示してあるのは正常な関節包です。十分に余裕、弾力性があります。 一方、オレンジで示してあるのは五十肩をわずらった状態の関節包(正確には関節包靭帯複合体)ですが、弾力性を失い、 短縮しています。その結果肩の動きが悪くなります。また、五十肩になると関節の中に強い炎症が起こるため疼痛、夜間痛、運動時痛を伴います。


正常の肩の動き(挙上時)

正常な肩関節の動き

正常な状態では関節包は十分な弾力性があり、動きを妨げません。


五十肩の状態(挙上時)

五十肩

五十肩になると関節包がかたくなり動きを妨げます。上腕骨と肩甲骨臼蓋の間の動きが低下し同時に運動時痛、夜間痛が生じ、 睡眠不足などで精神的にも大変を苦痛をともないます。


肩関節鏡所見

五十肩 肩関節鏡 鏡視下授動術

五十肩の肩関節鏡所見

関節の中は赤くはれ上がっている状態です。赤いひだのようなものが炎症を起こした滑膜です。右肩を後方から見たところです。 右上が上腕骨頭で下が肩甲骨臼蓋


関節鏡視下授動術

五十肩 肩関節鏡 鏡視下授動術

肩関節鏡視下授動術

関節の袋(関節包)を切離しているところです。


五十肩 肩関節鏡 鏡視下授動術

関節包切離が終了

関節の一番下の部分の関節包が完全に切離されています。これは全周性肩関節包切離術であり、 通常この部分は残して関節包切離する方法が一般的でありましたが、武田らは早くからこの部分の関節包を切離することが効果的 であることを報告しました。ただしこの部分を安全に切離するのは神経が近いので技術的な難しさが伴い、経験と解剖の熟知が必要です。 詳しく整形外科月刊誌「Monthly Book Orthopaedics. Vol.19 No.2 上肢の関節鏡手術のコツとpitfall」をご参照ください。鏡視下授動術の詳細が説明してあります。