肩関節解剖
肩関節はボールとソケットの関係のような関節の形態をしています。ボールに当たるのが上腕骨頭、ソケットにあたるのが肩甲骨臼蓋です。 他の関節と異なるのはソケットが極端に小さいことです。 つまり関節の受け皿が小さいことです。このことは多くの利点でもありますが、欠点でもあります。 利点は関節の動く範囲が大きく、他の関節よりも動きの自由度が高いことです。欠点はその受け皿が小さいため不安定性が生じやすいことです。実際肩関節は最も脱臼を 起こしやすい関節であります。